Windows8.1を正常な状態まで復元するWindows標準搭載機能「コンピュータの復元」
Windows8.1のパソコンを正常に動作していた時の状態まで復元する「コンピュータの復元」に関する内容
コンピュータの復元って何?
不具合のある現在の状態のパソコンを、正常に動作していた時まで復元するWindowsの標準搭載機能です。
Windowsは予め一定周期でパソコンの設定値(レジストリ)を保存しています。この保存されているデータを利用することで「不具合がある現在の状況」のパソコンを「不具合の発生していない過去の状況」まで戻すことができます。
コンピュータの復元を実行する上の知るべきこと
コンピュータの復元は大変便利な機能で、「何をしてもうまくいかない」といった時にも頼りになる万能薬です。しかし、副作用とも言える注意点がありますので、実行する前に読んでおいて下さい。
復元するとデータはどうなる?
「過去の状況まで戻す」というと「それ以後に作成したデータ」が消滅するのでは無いのか?という疑問がわきます。
しかし、コンピュータの復元ではあくまでも「設定値」を復元する操作です。データの削除は行われません。ただ、インストールしたソフトは消滅する可能性(後述)があります。また、絶対に消滅しないという保障はありません。
インストールしたソフトが消える?
コンピュータの復元は不具合のある状況から正常な状態まで復元する操作で、画像や音楽ファイルなどのデータに影響はありませんが「ソフトウェア」は影響する可能性があります。
ただ、システムの復元する上で影響するソフトは表示されるので「復元したらソフトが消えた」といった自体は発生しないようになっています。
その他の注意点
- 正常な状態の設定値(復元ポイント)が必要です。
- 重要なデータは必ずバックアップをして下さい。
- 時間がかかる場合があります。
- 実行には管理者権限が必要です。
- 途中で中断はできません。
- Windowsのパスワードも復元されます。
コンピュータの復元の仕方
デスクトップ画面で「Win」キーと「X」キーを同時に押し、「システム」をクリックします。
左側の「システムの保護」をクリックします。
「システムの復元」をクリックします。
「次へ」をクリックします
復元したい時点をクリックします。
右下の「影響を受けるプログラムの検出」をクリックします。(飛ばしても構いません)
「次へ」をクリックします。
「完了」クリックします。
「はい」をクリックします。
システムの復元が開始され、パソコンが再起動します。
「閉じる」をクリックすると完了です。