Opera謹製の高速な匿名VPNサービス「SurfEasy VPN」
ブラウザで有名な「Opera」が提供する高速通信が可能なVPNサービス「SurfEasy VPN」に関する内容
SurfEasy VPNって何?
Opera Software ASAの子会社が運営するプライバシー保護を目的としたVPNサービスです。
サイトへの通信を暗号化機能をもったサーバに中継させることで、サイト管理者に身元を知られずにネットサーフィンをすることができる匿名化サービスで、無料で月500MBまで利用することができる太っ腹なサービスとなっています。
なぜ匿名化できるの?
SurfEasy VPNでは「Virtual Private Network」というネットワーク技術を使用することで利用者の身元を匿名化しています。
VPNは通信データの盗聴や改ざん※を防止することを主目的とした技術ですが、サーバが中継する構造上利用者の身元を匿名化する効果もあります。
改ざん(改竄):データの内容を書き換えること
サイトへの通信をVPNサーバが中継する際に、送信元が「利用者」ではなく「VPNサーバ」に書き換わるためです。
あらゆるデバイスで使えるサービス
SurfEasy VPNはパソコンやスマートフォンなどあらゆるデバイスで利用することができます。
Windows、MacOSX、Android、iOS向けのアプリケーションが提供されていますが、Windows Phone向けは提供されていません。
無料プランと2つの有料プラン
SurfEasy VPNでは無料プランと2つの有料プランの3つの料金プランから選択することができます。
無料プラン「Starter VPN」
無料プラン「Starter VPN」は月間500MBまで、同時使用できるデバイスは5つまでの料金プランです。
有料プラン「Total VPN」
有料プラン「Total VPN」は容量制限なし、同時使用できるデバイスは5つまで、そして広告追跡防止機能が備わった料金プランです。
有料プラン「Mobile VPN」
有料プラン「Mobile VPN」は容量制限なし、同時使用できるデバイスは1つだけでモバイル機器のみ、そして広告追跡防止機能が備わった料金プランです。
Wi-Fiスポット利用時の安全確保
SurfEasy VPNは通信データを暗号化を行うため、セキュリティの気になるWi-Fiスポットを安全にします。
暗号化の行われていないWi-Fiスポットや不特定多数が使用するWi-Fiスポットで行う通信は、第三者から盗聴される危険性がありますが、SurfEasy VPNを利用していれば暗号化が行われているため安心して利用することができます。
SurfEasy VPNではオンラインバンキングレベルの暗号化が行われているため仮に盗聴されたとしても、内容の解析は大変困難です。
SurfEasy VPNを使うには
SurfEasy VPNを使用するにはアカウントの作成と使用するデバイスに専用のアプリケーションをインストールする必要があります。
SurfEasy VPNアカウントの作成
SurfEasy VPNのサイトにアクセスします。
ユーザ名、メールアドレス、パスワードを入力、「I accept the SurfEasy Terms of Service」をチェックして、「Sign up Now」をクリックします。
次の画像と同じになったらアカウントの作成は完了です。
メールアドレスの確認
アカウントが作成されると登録したメールアドレスに認証用のメールが届くので、メール本文中の「アカウントを今確認しましょう。」をクリックします。
アカウントの確認を行うと100MBのボーナス容量が追加されます。
専用アプリケーションのインストール
SurfEasy VPNを使用するには専用アプリケーションのインストールが必要です。
SurfEasy VPNホーム画面から使用したいデバイスのアイコンをクリックします。私の場合、Windowsをクリックしました。
「実行」をクリックします。
「はい」をクリックします。
「Next」をクリックします。
「I Agree」をクリックします。
インストールが実行されます。
「インストール」をクリックします。
「Finish」をクリックしたらインストールは完了です。
アカウントにログイン
専用アプリケーションのインストールが完了して少しするとアプリが自動起動します。
「サインイン」をクリックします。
先ほど登録したアカウント情報を入力して、「サインイン」をクリックします。
サインインが完了しました。しばらく待って下さい。
自動的に最適なサーバに接続されます。
使用されるIPアドレスと匿名化された身元
SurfEasy VPNが有効な状態でアクセスした際の身元はすべて匿名化されています。
「確認くん」にアクセスすると、IPアドレスがSurfEasy VPNのサーバ(xx.xx.xx.xx-static.reverse.softlayer.com)に変化していることが分かります。
SurfEasy VPN利用時の速度
SurfEasy VPNを利用すると中継をするという仕組み上、速度が低下するデメリットがあります。
速度測定サイトで確認したみると、非利用時は1秒あたり12MB
SurfEasy VPN利用時は約2MBでした。
大幅に低下しているように思えますが、体感速度はほとんど変わっていません。
モバイル通信で利用される単位「Mbps」で、約13Mbpsも出ていることを考えるとLTEより少し早いレベルです。
中継サーバは国ごとに選べます
SurfEasy VPNでは中継サーバの設置国を無料プランでも選ぶことができます。特に指定しない場合、利用者に合わせた最適なサーバが選択されます。
選択できる国の一覧
- オーストラリア
- ブラジル
- カナダ
- ドイツ
- スペイン
- フランス
- イギリス
- イタリア
- 日本
- オランダ
- ノルウェー
- シンガポール
- アメリカ合衆国
中継サーバを変更する方法
アプリ右上の「地球マーク」をクリックすると、選択できる国が表示されます。
使用した容量の確認
SurfEasy VPNで無料プランを選択した場合、使用できる通信容量に制限があります。
使用した容量を確認したい場合は、アプリの「使用状況」タブをクリックするか、
管理画面にログインすると確認できます。
無料で容量を増やす
SurfEasy VPNではいくつかの条件を満たすと、無料プランでも使用できる容量を増やすことができます。
条件は簡単なものばかりで友人にサービスを紹介したり、SurfEasy VPNの公式Twitterをフォローするだけです。